パルス式電子線滅菌装置

DAISENが提案する
パルス式電子線滅菌装置

従来の滅菌装置より高効率で高コストパフォーマンス。
コンパクトで廃棄物処理不要という次世代の滅菌装置です。
Dr.パルス

パルスパワーとは?

パルスパワーをどう作る?
電子線滅菌装置と他の方式との違い
パルスパワーによる電子線照射の仕組み

パルス式電子線滅菌装置の特徴

  • 高効率滅菌:25kGyを照射し、細菌を6ログ減少させる(滅菌)
  • 高生産性:1時間6万ユニットという高処理が可能
  • インライン:既存設備・生産ラインへ 連携・統合が可能
  • リモートコントロールで 装置制御が可能(既存装置制御と 連携が容易)
  • 低エネルギー(スイッチ オン・オフ、電子線遮蔽で安全な作業環境を実現)
  • ランニングコスト削減
  • 廃棄物処理不要 ・コンパクトな設計
装置スペック(事例)

滅菌対象製品

・表面及び容器内面 滅菌処理が可能です。
・パルス式電子線滅菌装置 インラインへ組込が可能であり、
 一般的な滅菌処理とされる25kGyを実現いたします。

シャーレー

絆創膏

手術用グローブ

バイアル

輸液バッグ

製品仕様決定から納品まで

製品仕様の打合せ~量産開始の流れ(例)
1.装置 設計(シミュレーション)
モンテカルロ法を利用したコンピューターシミュレーションにより、 製品の滅菌処理に必要な電子線のスペックを算出した上で装置を製造します
2.装置の作製
お客様のご要望に合わせて、設計・組立いたします(カスタムメイド品)
3.電子線照射部(事例)

Q&A

よくある質問
電子線(電子ビーム)は高エネルギーを与えた電子の流れです。
高い電気エネルギーを短時間に放出する方式です。ITHPP製装置では、電気エネルギーをコンデンサ回路とテスラトランスで充電し、そのエネルギーを真空ダイオードに印加することでダイオードから爆発的な電子の放出が行われます。
パルス式電子線滅菌は、パルスパワーを利用して発生した電気エネルギーで電極から電子線を発生し、直接対象物に作用する滅菌法です。加速により電子線は金属箔を通して大気中に放出されます。
以下に箇条書きとしてまとめます
  • 室温での処理の為、温度感受性が敏感な製品でも対応できる。
  • 滅菌処理時間の短いため、数秒経過してもシステムに加熱サイクルが起こらず、省エネと言える。
  • 化学滅菌処理ではないため、洗浄、廃棄工程が無く、現場の作業リスクが無い。
  • パルス電子ビームによる滅菌処理はミリ秒レベルという短時間で行われるので、効率的に高い製品処理数を実現する(時間・コスト削減)
  • 電子ビームは広く発散するので処理のしにくい箇所へも届きやすい。
  • 外部業者への殺菌処理委託が不要な為、現場の処理サイクルが減らせ正確な生産管理が可能となり、製品の品質レベルの向上にも貢献する。
  • 線量のモニタリングが容易に出来る。電子線処理された製品は、処理プロセスがスペック通りに完了したことを確認すれば、従来のような滅菌テストによる確認なく、直ちに次の工程に製品をリリース出来る。このメカニズムは dosimetric release(線量測定リリース)と呼ばれ、製品に照射された放射線量のみを基準としており、FDAにも承認されている。
各案件につき、事前に滅菌する対象物に関するパラメーターなどを使ったシミュレーションが必要です。見積りで重要になるのは滅菌する材料に必要なエネルギーと出力であり、その為には容器のサイズ、厚み、材料密度、単位時間の生産量などの情報が必要です。
作業者を守るための遮蔽対応が必要です。遮蔽物の設置面積は滅菌処理に必要なエネルギー量により決まります。ITHPP社は20年にわたる経験を通して現場作業者の安全を十分に確保できます。
いいえ。電子線と光(紫外線、パルス光など)との違いは、電子は容器の内側を通り、壁を突き抜けていく点にあります。従って、容器の外側と内側の両面を滅菌することが可能です。ITHPPでは生産ラインにインライン化しやすいよう低エネルギーを提案しています。容器の厚みは(数ミリ以内であれば)重要ではない為です。紫外線やパルス光では、容器の厚みが薄くても、ブロックされ通り抜けることはできません。別の違いは、光は直線状に伝播するが、電子は「雲」のように広がるということ。結果、容器が複雑な形状で容器の重要な部分が影になった場合(容器キャップの溝部分など)紫外線やパルス光で滅菌出来ない状況が起こり得ますが、電子線を使えば、対象のすべての部分が処理されるという保証が得られます。
完全自動化された滅菌装置です。
電子線はすぐにストップします。一方、コバルト線源の場合、放射はすぐにストップできません。
ITHPPはフランス(テグラThegra市)を拠点としています。アルセン(社員数2,000名)のグループ会社で高出力パルスのスペシャリストであり、その最先端技術により
  • 強烈で極めて周期の短いパルスを発生できる
  • エネルギーではなく出力に焦点を当てている:低エネルギーコスト
  • 良好な滅菌工程効率によりグリーンテクノロジーを実現している

お問合せ先

<大扇産業株式会社 東京支社>
〒173-0004 東京都板橋区板橋1-9-10 保坂ビル2階
TEL 03-3579-8150

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